普通の換気扇とシロッコファンの違い

換気扇には一般的なプロペラファン式とシロッコファン式の2つがあります。プロペラファン式は扇風機のようなプロペラを本体に付いたモーターの軸に取り付け、電源を入れることでファンが回転し、煙や湿気等を外へ排出させます。プロペラファンは換気扇本体を直接、外壁に面した壁に取り付けるタイプです。キッチンのスペースが窓際や外壁に近い場所と限定的になります。ダクトを必要とせず、設備的コストを抑えて設置が可能という点がメリットです。一方、シロッコファン式は、ダクトを壁や天井に埋め込み、プロペラファンではなく、ダクトに挿入するタイプのドラム型ファンを装着します。電源を入れるとドラム型ファンが回転し、煙を巻き込む形で外に排出します。小型でありながらで吸煙性が高く、アイランドキッチンや複雑な場所でも設置可能というメリットがあります。この2つのタイプの違いについて詳しく説明してゆきます。

タイプによって異なるメリットとデメリット

プロペラ式はシロッコ式に比べて、排煙性能が高いという利点があります。ただ、ファンの羽根が大きいプロペラ式は排煙性能が高い反面、回転時に音が大きいというデメリットと室内の温度を変化させるというデメリットもあります。夏場で冷房を付けていれば、涼しい内気を外に排出してしまいますし、冬場に暖房を付けているときは、暖かな内気を外に排出してしまい、エアコンの性能を低下させるデメリットがあります。外壁面した場所に設置することが限定的です。シロッコ式の場合、ダクトを必要として設置場所はどこでもカスタマイズ可能というメリットがありながら、設備に費用が掛かるというデメリットがあります。ダクトを利用し、ドラム型ファンが直接外気を遮断するため、気密性が高いというメリットがあります。気密性の高さは、室内の声や音も遮断します。プロペラ式に比べて掃除がしにくいのがデメリットです。

建物のタイプで選ばれる換気扇のタイプ

二階建てアパートで家賃がお値打ちの賃貸物件やワンルームタイプのマンション等に利用されることが多いのがプロペラファンです。ダイレクトタイプとも言われるプロペラファンはダクトを持たず、設備費用が低いため安価な家賃の賃貸物件を中心に設置されることが多いです。また、一戸建ての場合、木造小型一戸建住宅で設置されていることが多いです。シロッコファンは円筒形の縦型ファン構造を持ち、ユニットバスやアイランドタイプのシステムキッチンなどに適しているため、LDKを持つマンションで多く設置されます。稼働音が小さいことから夜間や早朝の戸数の多いマンション等の集合住宅での設置も適しています。システムキッチンやユニットバスの場合、シロッコファンがセットで設置されることが多いです。